パソテルはアプリとしてはナカナカ良さそうな雰囲気だったのですが、私の環境(ThinkPad i1600 + GV-MVP/SZ)では安定性に欠けました。まあ古いマシンですし、USB2.0はPCカード経由ですし、あまり文句は言えません。あきらめずに、同じGV-MVP/SZを使える「TVサーバー」に挑戦です。
準備
PCの準備
- TVサーバー
StarStoneSoftwareからダウンロード。シェアウェアですが、2週間はフルスペックでお試しできますので、自分の環境で使えるかどうか試せるところが心憎いです。チューナーを複数持っているリッチな人は「TVサーバーx2」なるものもあります。 - Windows Media Encoder
Microsoftからダウンロード。TVサーバーの核は、このMedia Encoderです。TV配信だけならEncoderがあれば十分ですが、諸設定の管理や、チャンネルの切り替えなどを含めるとTVサーバーのありがたみが分かります。
zaurusの準備
- NetFrontとKino2を使います。
導入&設定
- Windows Media Encoderのインストール。
- TVサーバーのインストール。
- ストリーミングのポート(3000がデフォルト。設定可)を外(インターネット)から届くようにルーターの設定をする。
- 固定IPを持っていない人(=私のことです。ふつーのADSLユーザですので時々インターネット上のIPアドレスが変わります)は、DynamicDNSのサイトにユーザ登録(無料)をして、名前(hogehoge.dyndns.comとか)でTVサーバーのWebサーバーにアクセス出来るようにします。
- ザウルス用の設定を作ります。私は下のような設定ファイルを作りました。
名前 | zaurus_64k | zaurus_128k | zaurus_256k |
---|---|---|---|
Audio Codec | Windows Media Audio 9 | Windows Media Audio 9 | Windows Media Audio 9 |
Audio | 10 kbps, 16 kHz, mono CBR | 20 kbps, 32 kHz, mono CBR | 32 kbps, 44 kHz, mono CBR |
Video Codec | Windows Media Video V7 | Windows Media Video V7 | Windows Media Video V7 |
Video | 48 Kbps | 89 Kbps | 215 Kbps |
Size | 320x240 | 320x240 | 320x240 |
Frame Rate | 10fps | 15fps | 29.97fps*1 |
使い方
- NetFrontで、TVサーバーのWebサーバー(たとえばhttp://hogehoge.dyndns.com/TV)にアクセス*2。
- 管理画面から「エンコーダ操作」−「エンコード開始」とすると、設定ファイルの選択が出来るので先ほど設定したファイルを選択。
- Kino2を立ち上げ、「File」−「Open URL...」で「http://hogehoge.dyndns.com:3000/default.asp」を開く。10秒ほど待つ。
- リストに「defaultほにゃらら」が表示されたら、再生ボタンを押して待つ。そのうちTV画面が表示される。
- チャンネルの切り替えは、一旦NetFrontに戻ってからやり直し。