今年は年明けからバタバタしていて、まだ一度も記事をあげていませんね。あけましておめでとうございます。
いろいろやってますが、纏める時間なく…。この「Fireタブレットを自由にする」の記事も下書きのまま1年放置。
でなぜ今頃、かというと、今朝、長年愛用のFireHD10(2019)第7世代が充電ケーブルのせいで焦げました。
あぶないところだった、多分、非正規な(?)分岐ケーブルで、MicroUSBで充電中に、USB Cケーブルとライトニングケーブルが接触して発熱!という感じだったのでしょうか。机の上のマットも溶けて大変な匂いに!*1。
で、さすがに長く使ったので、2021に買って放置していたFireHD10(2021)第11世代をインストールして使おうかと。
Home Assistantのキオスク(専用壁掛け端末)にAmazon Fireシリーズは最適です。以前キオスクを作った時には、Amazonアプリでもある「タブレットdeフォトフレーム」を使いました。あのアプリはとっても良い感じです。ですが、もう少し色々繰ろうと思うと、やはりごにょごにょする必要が出てきます。
今回はAmazon Fireタブレットをもう少し自由に活用できるようする方法をメモしておきます。言うまでもありませんが、自己責任で…。
1. 準備
FireHD10 (2021 model) 32GB
第11世代のFireHD10です。FireOSのバージョンは7。Android 9相当です。
当然ですがAmazon.co.jpから買いました。
2. 方法その1:直接Google Play導入
以前HomeAssistant用に使った私のFireシリーズ(Fire7(2017)、FireHD8(2018)、FIreHD10(2019))は、すべて第7世代でした。少し古いのですが、当時は下記のファイルを順番にインストールすることで、Google Playを使えるように出来ました。
それぞれAPKMirrorから(ドキドキしながら)標準silkブラウザでダウンロードして、野良apkのインストールを許す設定にした上でインストールします。私はSDカードは使っていないのですが、抜いておく必要あり、とのこと。
上のファイルの版が古くなっても、インストールさえすればその後アップデートできる(ハズ)。まあ、簡単と言えば簡単ですが、このリンクを探すのが面倒。時々リンク切れするみたいですし。
3. 方法その2:Fire Toolbox導入
Fully Kiosk Browerを導入しようとして下記ツールを見つけました。
forum.xda-developers.com
簡単そうですし、いろいろできそうです。
セキュリティ的ドキドキは同じぐらいかな…。
3.1. Fire Toolboxインストール
PythonによるLinux版を作っているとは書いてありましたが、今はWindows版しかない模様(V28のころから、Linux版についてのコメントに変更がないので、あまり進捗していないのかも)。ほぼすべてのFireに対応しているとは思いますが、対応機種は確認してくだいさいね。
(最新のFireOSでは色々と制約が出ているようで、出来ないことが増えている様子。世知辛いねぇ)
サイトの下の方に「Downloads」があります。ダウンロードしてインストールしてください。サイトにあるV30.2をインストールすると自動的に最新を確認してV30.3にアップデートされました。
インストールすると「Start tour」と言われるので、まあ一通り説明を見ておくのも良いかと、英語ですが…。
(古い版の画面ですが、ほぼ同じ)
3.2. Fire側の準備
「設定」→「端末オプション」→「Fireタブレットのバージョン情報」と進み、その中の「シリアル番号」の所を複数回(6, 7回かな)クリックします。そうすると「開発者オプション」メニューが見えるようになります。「開発者オプション」の一番上をOnにすると下の方の設定が可能になります。デバッグの中の「USBデバッグ」をOnにします(下図左)。
PCにつなぐと「USBデバッグを許可しますか?」と聞かれるのでもちろんOK!と。
3.3. Fire Toolboxで設定
Fire Toolboxのメインメニュー画面は下記。CUI (キャラクターベース・ユーザ・インターフェース)で何だか懐かしい感じ。Linuxの設定画面がだいたいこんな感じだった気がします。
さて気を取り直して(?)、いきなりメインディッシュのGoogle Playのインストールに行きましょう。メインメニュー画面の左下(Toolboxのバージョンによって位置は変わるかも)の「Google Services」というボタン(リンク?)をクリックしましょう。すると下記の様に言われるので、「Execute Tool」(実行!)をクリックします。インストールが終わるとFireタブレットを再起動せよ、と言われる。
再起動後には下記の様に言われますが、「開発者オプション」をOff、Onとすると再接続できるようです(たまたま?)。
そしてGoogle Play導入に関しての注意事項が表示されます。
- Goolge Playでサインインするまで少なくとも10分は待ちなさい(Google Play関連のサービスが完全にアップデートされるのを待て、と)。
- Amazon system appsをGoogle Play Storeでアップデートしてはいけません。
- Googleアカウントを登録すると工場出荷状態に戻す以外に、アカウントを削除することはできません。
おおぅ!最後のが来るねぇ…。以前はそんな事言われなかったから、FireOSのバージョンアップによる影響かな。
画面に「Playストア」が追加されたのがわかるかと思います。
以前、Fire Toolboxを使った時は次に「Amazonの広告を止める」でロック画面の広告などを止める、をやりましたが、やろうとすると「これやると、あなたとAmazonの契約違反になるかも」(広告が出ることで安くなる機種もあるからでしょうね)と警告がでますので、ふつうに「アプリと通知」→「Amazonアプリの設定」→「広告」→「ロック画面の広告」をoffにしましょう。
同じくホーム画面の上の方の「続き」やら「もっとみる」やらが邪魔な時は、「アプリと通知」→「Amazonアプリの設定」→「ホーム画面」で「おすすめ」「続き・もっと見る」をOffすればよし。
4. おわりに
ずっと使っていなかったのですが、FireHD10(2021)は、USB TypeCになっているのですね。素晴らしい!
これで、家のデバイスの大半がTypeCになってきました。あとは会社携帯のiPhoneと、Jabraのbluetoothワイヤレスヘッドセットぐらいかな、違うのは。GWだから新しいJabraに切り替えるか…。
*1:いや、匂いだけでよかった、火事になってたら大変でした…