tp-link HS-105 でクリスマスツリー On!!
次は「汎用赤外線リモコン!」と宣言しておきながら、うさぎなどに寄り道した挙句、早二ヶ月も放置….
ちなみにリモコンは既に設定は終わっており、家ではダイニングやベッドルームで大活躍中です。
「ねぇぐーぐる、ベッドルームの電気を消して」
寒い冬はベッドから出ないで電気を消せるって最高!
などと、うだうだ言っているうちにクリスマスシーズン到来です。先にスマートコンセント(スマートプラグ)を使ってクリスマスツリーをスマート化しましょう!
1. まえがき
昨年末にAmazonでクーポン適用で2個3,990円だったので、tp-link HS-105 ニ個セットを使い道も考えずに買ってしまいました*1。
スマートコンセントとは、コンセントのオンオフで機器をオンオフしようとするものです。つまり、機器側にスイッチが無い(コンセントに指したら即スタート!)か、機械的なスイッチがある物しか使えないのです。
例えば扇風機でも、昔みたいに(?)機械的にツマミをガチャガチャするものなら良いのですが、ボタンで「ピッ」なんてするものはアウト!なのです。 意外と適した機器が見つかりません。
家を色々と探したところ、我が家のクリスマスツリーのランプはLEDでも無いクラシックなやつなので、コンセントに挿せば光ります。と言う事で、クリスマスツリーをスマート化しちゃいました。
2. 準備
品名 | 型番 | 説明等 |
---|---|---|
スマートコンセント | HS-105 (tp-link 社) | tp-link社は「スマートプラグ」と呼んでいます |
タブレット/携帯 | Android or iOS | スマートコンセントの設定アプリKasaをインストールするために、Home Assistantと同じネットワークにつながる端末を準備 |
Home Assistantサーバー | ver. 0.102.1 | なかなか1.0になりません。0.99から0.100になったときは「そーきたか」と思いました。 |
3. スマートコンセント初期設定
基本的に、tp-linkの言う通り設定すれば良いと思います。私は余計なクラウド登録を避ける人なので、Kasaアカウントは作らずにセットアップしました。Kasaアカウントを作ると、
- 家の外からでもオンオフ出来る
- 複数の端末からオンオフ出来る
と言うメリットありますが、そこらへんはHomeAssistantにお任せなので必要ありません。
3.1. アプリ(Kasa)のインストール
Google PlayやApp Storeからtp-link社のアプリKasaをインストールしてください。
3.2. アプリの初期登録
Kasaを立ち上げると「Kasaへお帰りなさい」と言う微妙な日本語でお迎えされます。この画面の選択肢は下記の2つのみ。正解は、さてどっち?
- アカウントの作成
- ログイン
正解は「アカウントの作成」です。その作成画面の右上に「スキップ」がありますので、アカウントの作成&ログインをスキップします。「本当によろしいですか」なんて聞かれますが、気にせず「アカウントなしで続ける」を押しましょう。
3.3. スマートコンセント(HS-105)登録
あとは言われるがままに。
- 「端末を追加」→「スマートプラグを追加」
- →「スマートプラグ「ライト」/「ミニ」」選択
- →「遠隔操作開始同意文」同意します
- →「スマートプラグの電源を入れてください」HS-105をコンセントに挿して「次へ」
- →「Wi-Fiランプを確認してください。」オレンジ色と青色が交互に光っていないければ電源ボタンを5秒長押しして交互に光るようにする
- →「位置情報を有効にする」仕方が無いので有効にするが「アプリの使用中のみ許可する」に。
- →「ネットワークを選択する」Home Assistantから見えるネットワークを選択しパスワードを入力
- →「スマートプラグをホームネットワークに接続中](結構長い間ぐるぐるしていて心配になるが、見守る)
- →「端末に名前を付ける」この名前がHome Assistantのエンティティ名になるので、半角英文字で入力。今回は"ChristmasTree"とする
- →「アイコンをカスタマイズ」全く意味はないのだが、クリスマスツリーがあるのでそれを選ぶ。
・・・・・・
(最後だけ違う端末のスクリーンショットなのはご愛敬ということで)
これでこの端末のKasaアプリからコンセントをOn/Offできるようになりました。コンセントにクリスマスツリーを繋いでオンオフしてみましょう!はいっオン!
写真に撮ると結構貧相なツリーだな…
4. HAでHS-105を使えるようにする
いままでのデバイスは、configuration.yamlに記述する必要ありましたが、HS-105とHome Assistantサーバを同じネットワークにしておくと、自動的に組み込んでくれます。
【追記】
もし追加されていなければ、手動で読み込ませます。まずは左のパネルの「設定」を選んで、右画面の「Integrations」を選び、右下のオレンジの+で新しいIntegrationを追加します。ポップアップしたリストから「TP-Link Smart Home」を選択すると自動でHS-105を探してくれます。
4.1. HS-105の設定確認
「Integrations インテグレーションの管理とセットアップ」からでも「Devices Manage connected devices」からでもどちらからでもつながっているデバイスの管理ができます。
TP-Link Smart Home製品群は自動で設定を読み込みます。スマートプラグに関しては、デバイス名を読み込んで、エンティティ名にします。
ここで表示名を変えたり、ここからオートメーションを作ったりできます。「真夜中になったら消す」とかできますね。
またエンティティが登録済みなので、「状態」でLovelace UIを使ってスイッチを登録したりできます。
4.2. オートメーション登録
試しに、時間が来たらクリスマスツリーを消灯する自動化スクリプトを設定してみましょう。消し忘れに効果があります。
先ほど見たデバイス情報の下の方に「When something is triggerd...」という欄があります。そこの「Turn off クリスマスツリー」を選択します。
オートメーションの名前に「クリスマスツリー消灯」と設定します。
- トリガー:「トリガーの種類」=「時刻」、「At」=「00:00:00」
- 条件:「条件の種類」=「状態」、「エンティティ」=「switch.christmastree」、「状態」=「on」
(あ、下の画面では「On」になっている、間違えた「on」です。大文字小文字の区別有) - アクション:「アクションの種類」=「Device」、「Device」=「Christmastree」、「Action」=「Turn off クリスマスツリー」(この項は、設定済みだと思いますが)
これで、0:00になった時に(トリガー)、クリスマスツリーが点いていたら(条件)、クリスマスツリーを消す(アクション)という自動化スクリプト(オートメーション)が設定できたはず。
出来上がったオートメーションの確認・変更は、左のパネルから「設定」→「オートメーション」と進んで「オートメーションエディタ」から行えます。
デバイスの登録も結構自動化が進んでますし、オートメーションとかもGUIでの設定がドンドンできるようになってきています。バージョンが上がるたびにファイルを直接いじらなくともGUIで設定できる範囲が広がってゆく。コミュニティは活発な様子。それはうれしいのですが、それにHome Automationの解説が追い付いてない感じ。残念…結局トライアンドエラーで頑張る必要あり、なのです。
(まあ、けど、相変わらず言葉足らず・説明不足なところが、HAっぽいところ、かもしれませんが)
5. おわりに
さあこれで、クリスマスシーズンもHome Assistant大活躍。IFTTTとかと連携すれば「クリスマスツリーの電気をつけて」と帰宅した暗闇で輝くクリスマスツリーに出会えるかも。
さてと、次は、本当に汎用赤外線リモコンか!乞うご期待。
【Home Assistant(Hass.io)でホームオートメーション】
- RaspberryPiにHome Assistant導入
- Home Assistant初期設定
- 環境センサー(Omron)を接続
- スマートコンセントでクリスマスツリー点灯!《今回》
- 汎用赤外線リモコンを接続《次回》
- UIを改善
*1:今見たら、今年もまだクーポンキャンペーンやってますね。2個で3,500円!、4個で6,000円!!お買い得!!いや、そんなにいらないか…