ネットワーク接続といえばSL-C760の時は手を出さなかったBluetoothによるDUN(Dial Up Network)にチャレンジしてみましょうか。
Bluetooth接続
準備
- Bluetooth携帯
DoCoMo Panasonic製P902i - Bluetooth CFカード
socket製 CF Bluetooth Card - カーネルモジュール
kernel-modules_v18i_arm.ipk(スペシャルカーネルのサイトよりダウンロード) - BlueZモジュール(libs)
bluez-libs_2.25_arm.ipk (maikichiさんのSomething interesting Archivesサイトより、って書こうと思ったらリンク切れ。そんなときは必殺技(苦肉の策?)WayBackMachineのアーカイブでサイト内容を確認。ただしファイルはアーカイブされていない。ううむ、bluez-libs_2.23_arm.ipkならココにあるようですが) - BlueZモジュール(utils)
bluez-utils_2.25_arm.ipk (状況は上と同じ…。bluez-utils_2.23_arm.ipkならココにあるのですが)*1 - Bluetooth Dialup Network Plugin
btdun-plugin_0.5_arm.ipk (ああ、これもmaikichiさんのところだ。ぐっすん。とりあえずココか。qtopia-bluetoothnetworkapplet_1.0.1_arm.ipk でもある程度は代わりになりそうですが。) - Sudo
sudo_0.1.ipk (http://www.oesf.org/howto/downloads/sudo_0.1_arm.ipk) - サスペンド/レジューム制御ツール
susp-resume_0.9-3.1.ipk(http://www.cpinkney.org.uk/susp-resume_0.9-3.1.ipk) - 上記ツールのBluetooh用設定ファイル
susp-resume-bluez_0.9.1_arm.ipk(http://www.oesf.org/howto/downloads/susp-resume-bluez_0.9.1_arm.ipk)*2
導入&設定
- スペシャルカーネルの導入は前提条件です。
- カーネルモジュール(kernel-moddules_v18i_arm.ipk)の導入
- BlueZモジュール(libs, utilesの順に)の導入。
- Bluetooth Dialup Network Pluginの導入
- 一旦再起動(しないとうまくいかないことがあります)
- ここまでインストールすれば一応起動するはず。
# /etc/rc.d/init.d/bluetooth restart Stopping Bluetooth subsystem: pand dund rfcomm hidd sdpd hcid. Starting Bluetooth subsystem: hcid sdpd rfcoom.
ふむふむ。
- 次はデバイスアドレスを調べる
P902iのBluetoothメニューの「接続機器リスト」-「機能」「3.ダイアルアップ全待機」にして、下記のコマンドをコンソールで入力しアドレスを取得する。(P902iのBluetoothメニューから「Bluetooth設定」-「自局情報」でデバイスアドレスを調べても良いのですが、まあBluezが動いているかを確認するうえでもzaurusから調べてみましょう)
# hcitool scan Scanning ... xx:xx:xx:xx:xx:xx P902i
忘れずにどこぞにメモっておこう。
- /etc/bluetooth/pinの編集
1234
とでもしておく。これは自分のpin番号。
- /usr/bin/bluepinの変更
echo "PIN:0000";
となっているので、/etc/bluetooth/pinと強引に同期が取れるようにしておく。
echo "PIN:"`cat /etc/bluetooth/pin`
(`はどのキーにアサインされているか失念したので、手書き文字入力で入れました)
- Bluetooth Dialupの設定
「ネットワーク設定」-「ダイアルアップ接続」で「追加」とすると、「PPPダイアルアップ接続[Bluetooth]」が選べるようになっているはず(これがBluetooth Dialup Network Pluginの有難さですが、Bluetooth Dialup Appletでも同様の事ができそうです)
名前 | (適当に) |
---|---|
パスワード | (適当に) |
電話番号 | *99***1# (DoCoMo moperaです) |
デバイスノードの自動作成 | チェックあり |
デバイスID | xx:xx:xx:xx:xx:xx (上で調べたデバイスアドレス) |
チャネル | AUTO |
「デバイスノードの自動作成」がBluetooth Dialup Network Pluginの一番の有難さでしょうか。Bluetooth Dialup Appletを使用する場合には、次のように/etc/bluetooth/rfcomm.confを編集する必要があるでしょう。きっと。
rfcomm0 { bind no; device xx:xx:xx:xx:xx:xx; channel 1; comment "P902i"; }
導入&設定(その2)
*1:再インストールしようと思って、サイトを巡回するたびに、ほろりほろりと歯が抜ける様にリンク切れが増えてゆきます。さみしい限りです
*2:ちなみに英語がOKなら、OpenEmbedded Software Foundation (OESF) WikiのBluetoothページが結構役に立ちます。Sudo_0.1.ipkの在り処もわかるし。