「おそくとも5月末を目処にアップデートするよん」ってAmazonのKindle Helpに出た、というブログの記事を読んで、Hackをアンインストールして待ってました。
でもなかなかアップデートされないなぁ、私は最後のほう?と思いながら、ある日帰りの通勤電車でKindleを取り出すと画面が真っ白。う、知らないうちにアップデート?おお、アップデートされてる!
気分は、そうですね、サンタさんを待っていてあとちょっとという時に寝てしまった子供、みたいですか。
新機能について
- Collections(フォルダみたいなもの):
「新聞などの定期購読物のバックナンバー(Periodicals: Back Issues)みたいな仕組みがあればフォルダの代わりになるのに」と思っていましたが、そのとおりの機能がリリースされました。しかもHome画面右上のリストの並び順に"Collections"という項目が追加され、フォルダ代わりのCollectionsを一番上に表示することが出来ます。すばらしい。まあ本をCollectionsに登録するのも、スティック右に押して、Collections選んで、とそれほど難しくありません。難を言えば、入れ子のCollectionsは出来ないということでしょうか。 - PDFの拡大:
拡大ステップとして、fit-to-screen, 150%, 200%, 300%, actual sizeの5種類が選べます。しかし、これは微妙な機能ですね。拡大された部分の移動はスティックだし、e-Inkの書き換えはお世辞に快適とはいえません。まあ今までPDF化されている文書で写真や図とかが小さくて見にくい時に、拡大して見ることができるという点(それだけか…)は褒めて遣わそう。
それよりも、この新機能のせいでdot by dotに作り上げたpdf本が、fit-to-screenで微妙に崩れて見えます。たぶん表示領域(screen)のサイズが変わったのでしょう。あとで、これはなんとかしましょう。 - パスワードによる保護:
スクリーンセーバー画面に替わった後で、スライドでスイッチを入れるとパスワードを聞かれます。まあ、勝手にドンドン本を購入されちゃう、という危険性は低下するかも。でも面倒なので設定しないかなぁ。 - フォントの種類増、よりくっきり:
「よりくっきり」は良くわかりませんが、フォントの種類増は何かというと、より大きいサイズの2つのフォントが追加されました。相当目が悪くても読めそう。最大にすると横に15英文字分ぐらいしか表示されません。相当近視の私でも風呂で新聞がよめるかも。 - 「Facebook & Twitterへのポスト」「Popular Highlights」:
まだ試していませんが、これらは「本の引用を共有、発信」という系の機能です。もともと本にマーカーを引くという習慣の無い私には距離感がある機能かもしれません。
スキャンした本を崩れなく(dot by dotで)表示させる
fit-to-screenでフィットさせようとしている表示領域(screen)のサイズが、version2.3での表示領域(784x1142)にあわせたPDFと異なっているために変な縮小変換がかかりほんの気持ち一部の文字が崩れて表示されると予想されます。であれば新しい表示領域のサイズを調べてそれに合わせれば問題解決でしょう。
- まずは、縦長の真っ黒なPDFと横長の真っ黒なPDFを作成する。
- それをKindleで表示させ、スクリーンショット(ALT+↑+G)を撮る
- スクリーンショットをWindowsのペイントで開き真っ黒なところの隅の座標を調べる
- おお! 横幅は784で今までと同じだが、縦が1132で今までより10ピクセル小さい…
ChainLPでの生成サイズを新サイズ784x1132に変更して生成しなおしたら、ううむ、ちゃんと見える(気がする)。
まとめ
読書装置として正しい方向にアップデートされていると思います。あとは「10ページめくり」とかが出来るようになると良いのですが。
まだHack系は2.5に対応していません。そうですね日本語フォントHackが使えなく寂しい状況は…むむ…あまりありませんね。強いて言えば「英辞郎」が使えない時でしょうか。