【Home Assistant(Hass.io)】雨降りセンサー powered by Xiaomiセンサー
「Home Assistant(Hass.io)でホームオートメーション 再起動!」シリーズです。
一日の降水量の推移は捉えられるようになり、「ああ、*****1は今日も雨だった」と、秋の長雨をしっとりと満喫できるようになりました。万歳!
あとは「(オンラインミーティングに夢中になっているうちに)ひゃー洗濯物がずぶ濡れぇ!」が回避できれば良いですね。
雨の降り始めを「警告」する方法は別途考えることにして、まずは雨の降り始めを検知できるようにしたいと思います。
- 【Home Assistant(Hass.io)】雨降りセンサー powered by Xiaomiセンサー
- 1. 準備
- 2. 雨検知モジュールケースの作成
- 3. Xiaomiセンサー改造
- 4. 組み立て設置
- 5. おわりに
この記事の前提条件 | |
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Home Assistant | 2021.10.5 |
HassOS | 6.5 |
Server | Raspberry Pi 4(2GB) |
上記バージョンを前提とした手順です。 (最新版では動かないこともあるかもしれませんが、私が使っている限り、備忘録を兼ねて最新化してゆきたいとは思っています)
1. 準備
雨 検出器 モジュール
aliexpressでは安価ですが、Amazonでも出品豊富なので今回はAmazonから。似たのがいろいろ出てますが雨検知基盤はどれも5x4cmの様です。オペアンプとかが載っている基盤は今回は使いません。
価格:Amazon.co.jpで5個700円ぐらい。
Xiaomi Aqara Door & Window Sensor
前回の雨量計に引き続き、いつものコレです。これ使い勝手が良いのです。スイッチのワイヤレス化としては秀逸です。
価格:AliExpressで4個とかまとめて買うと1個900円ぐらいかな。
プチ・タッパーウェア*2
本体8x5.5cmぐらいのもの。Xiaomiのドア・窓センサーを格納しておく防水ケースとして使います。百均のだけど大丈夫かな…
価格:百均で3個セットで買いました。
XHコネクタ(2ピン/充電ケーブル用)と圧着ペンチ
ケーブルの途中で使うコネクタは「充電ケーブル用」で探すと良いようです。圧着ペンチ(IWISS SN-2549)はお安いのにラチェット式で良いです。
価格:コネクタはaliexpress20個400円+送料!圧着ペンチはAmazonで2700円ぐらい。
2. 雨検知モジュールケースの作成
Thingiverseにも雨検知モジュールのケースはいくつか出ています。が、大体はXiaomiの水漏れ検知センサーと組み合わせることを前提としています。そうですよね、最初から防水ケースに入っているのでそっちの方が楽ですよね*3。
しかしまあ、手元にあるのはXiaomi Door&Windowセンサーなので、雨検知モジュールだけを斜めに設置するケースを3Dプリンタで出力してみました。
印刷が汚くなってきましたね。うちの1万円プリンタも寿命かな…。
欲しい人がいるかどうかはわかりませんが、とりあえずいつものThingiverseにデータを置いておきます。
www.thingiverse.com
3. Xiaomiセンサー改造
Xiaomi Door&Windowセンサーは下記の記事と同様に内部のDI+
とGND
の空きランドを使って外に信号線を出します。
maky-ba.hatenablog.com
今回はこの先をコネクタ(メス female)にしておきます。
4. 組み立て設置
あとは組み立てと設置です。まず、雨検知センサー付属のケーブルの一端を切って、プチタッパ(穴をあけておきます)の穴に通して、こちらにもコネクタ(オス male*4)をつけます。
端子とかXiaomiセンサーを雨から守るために、端子やタッパに開けた穴をホットボンドでぐりぐりとカバーしておきます。(綺麗にはできませんし、本当に防水能力があるかも不明ですが、ま、気休め程度に)
コネクタを接続し、タッパの蓋を閉めて出来上がり!
雨量計を取り付けたステーの余った穴に雨検知センサーのケースをねじ止めします。ケースのデザインはM6のネジが入る穴になっているハズです。Xiaomiセンサーの入ったタッパも紐やベルクロ等で固定して完成です。
5. おわりに
センサーが「閉鎖」になったら「雨が降ってきた」ということ。センサーの「閉鎖」は、Stateでは「Off」なので、オフで水アイコンを表示するようにpicture-elementカードに追記してみました。
これで降り始めはわかりますが、一度濡れると乾くのに時間がかかるので、「雨が上がった」という状況はわかりません。基盤をヒーターで温めて、とかあるとかないとか…