コモノポリタン

コモノ、デジモノが好きなKomonopolitan住民 (はてなダイアリーからの引っ越しです)

【Home AssistantでDIY Smart Home】雨量計(改)

【Home Assistant(Hass.io)】
雨量計を改良する!

「Home Assistant(Hass.io)でホームオートメーション 再起動!」シリーズです。

 スマートメーターからの情報取得はうまくいきそうです。完熟運転中に寄り道第3弾。
 Xiaomiのドア窓センサーを流用した雨量計ですが、どうも雨が沢山降ったあとにzigbeeルーターとの接続が切れたりする。なんとかしたいが、温度なのか、湿度なのか、電池残量なのか、ネットワークなのか、個体差なのか?

 前回、雨量計をつくった記事はこちら。 maky-ba.hatenablog.com

 電池に関してはとりあえず頻繁に交換しているのでたぶん大丈夫でしょう*1。ネットワークは中継器を設置したので大丈夫(と思いたい)。あとは温湿度・個体差ですが、

  1. 温湿度は元々のケースを使う!
  2. 個体差は…ちがうやつ、壊してないやつを使おう!

でなんとかできないか試してみます。

この記事の前提条件
Home Assistant 2022.5.0
HassOS 7.6
Server Raspberry Pi 4(2GB)

 上記バージョンを前提とした手順です。 (最新版では動かないこともあるかもしれませんが、私が使っている限り、備忘録を兼ねて最新化してゆきたいとは思っています)
 2022.5.0になって「設定」周りのUIが一新。configuration.yamlを書き換えて再起動、が開発の下に持っていかれました。そのうちUIだけで出来るようにするのでしょうね。

1. 準備

雨量計
misol(?ウェザーステーションらしいのですが?)のスペアパーツとして売られてます。スペア?
価格:AliExpressでだいたい1個1600円ぐらい。
Xiaomi Aqara Door & Window Sensor
いつものコレです。これ使い勝手が良いのです。スイッチのワイヤレス化としては秀逸です。今回は壊れていないやつを使います。
価格:AliExpressで4個とかまとめて買うと1個900円ぐらいかな。

2. 雨量計をつくる/改造する

2.1. 雨量計の解体・プチ改造

 まずはmisolの雨量計スペアをばらします。爪で留まっているだけなので、どんどんばらしてゆきます。基盤から出ているケーブルを適当(ぴったりという意味)で切って赤と緑の2本の線を露出させます。

 雨量計のケーブルの灰色の被覆を長めに剥いで、赤と緑のケーブルにコネクタ(メスfemale)をつけます。

(緑色の基板中央にリードスイッチがあります。割らないように気を付けて)

2.2. Xiaomiセンサーのプチ改造

 いつものXiaomi Door & Windowsセンサーを使います。前回は基盤だけ使いましたが、今回は窓センサーに使った時(下記の記事)と同様に、内部のDI+GNDの空きランドを使って外に信号線を出します。
maky-ba.hatenablog.com

 コネクタは窓枠センサーとかと同様に(オスmale)にしておきます。

2.3. 固定具の作成

 前回はセンサー基板剥き身だったので、雨量計の基板の横の隙間に入りましたが、ケース入りのXiaomi Door & Windowsセンサーはさすがに入りません。で雨量計の基板の入っている箱の横に雨の跳ね返りの防ぎながら固定するものを3Dプリンタで印刷します。

(ううむ壁一枚になったところから汚い。冷え切る前に次の層の印刷が始まっているのか?速過ぎ?Curaの設定を見直さないと)

 欲しい人がいるかどうかはわかりませんが、というより、綺麗に印刷出来たらこんな形、とみてもらうためにいつものThingiverseにデータを置いておきます。
www.thingiverse.com

2.4. 組み立て

 まずは雨量計の基盤をケースに戻します。奥にケーブルを出す切り欠きがあるので、そこからケーブルを出してコネクタでXaiomiセンサーに接続し、固定具をぐいっと雨量計基板箱に押し込んで固定します。

 そのままだとコネクタが邪魔で上の漏斗ケースが嵌められないので、隙間にコネクタを押し込むようにダクトテープでケーブルを固定します。

3. Home Assistantの設定(センサー・UI)

 Home Assistantでの設定などは下記の記事を参照のこと。
maky-ba.hatenablog.com

4. 取付

 取付は、下記の記事を参照のこと。
maky-ba.hatenablog.com

5. おわりに

 改良版が作動するのは小雨で確認済み。ただ、いつも信号が切断するまとまった雨はまだ経験していないので、本当に改「良」版かどうかはまだ未確認です、さてはて。
 前回は「秋の長雨シーズン前に雨量計を!」という計画でしたが、今回は「梅雨の前に!」で間に合ったかな?*2 さあ、次は電力見える化に戻るぞ!

maky-ba.hatenablog.com

*1:10個600円の安物の電池ではありますが。でも百均で2個入りあったら同じぐらいか…。

*2:風向風速計は台風シーズンの前に何とかしたい!が、きっと「来年の」台風シーズンだろうなぁ。