コモノポリタン

コモノ、デジモノが好きなKomonopolitan住民 (はてなダイアリーからの引っ越しです)

【Home AssistantでDIY Smart Home】庭のzigbee電波を強化する!

【Home Assistant(Hass.io)】
庭用zigbee中継器の設置

「Home Assistant(Hass.io)でホームオートメーション 再起動!」シリーズです。

 電力把握はスマートメーターからの情報取得に鋭意挑戦中です。で、寄り道。
 庭に設置しているzigbeeバイスたち*1ですが、雨戸を閉めると音信不通になったりします。雨戸は金属なので仕方なし、ではありますが徐々に庭のデバイスも増えてゆくと思うので何とかしないといけません。
 ということで、庭にzigbee用の中継ポイントを設置します。

 

この記事の前提条件
Home Assistant 2022.4.7
HassOS 7.6
Server Raspberry Pi 4(2GB)

 上記バージョンを前提とした手順です。 (最新版では動かないこともあるかもしれませんが、私が使っている限り、備忘録を兼ねて最新化してゆきたいとは思っています)

1. 準備

LeMotech ABSプラスチック 防塵防水ジャンクションボックス
防水のケースはピンキリですね。できればちゃんとしたのにしたいと思いますが、まずは様子見で安い方から探しました。写真出典:Amazon.co.jp
価格:Amazon.co.jpで1,600円ぐらい。
SONOFF Zigbee 3.0 USB Dongle Plus
電波強度はCC2531よりも強いので、中継器の中の人はこれでいきます。
価格:Aliexpressで1500~1800円ぐらい。(10 US$ちょっとぐらいと言っているので、いまの円の実勢は160, 170円/$ぐらいなのか…)
Xiaomi Aqara Water Leak Sensor(SJCGQ11LM)
ケースの防水性能が怪しいので、内部に漏水センサーを仕込みたいと思います。
価格:AliExpressで1個1500円ぐらいかな。お高いです…
屋外延長コード スイッチ付き 防水防雨型 1m
庭のコンセントから中継箱までの防水コード。スイッチは…いらないのですが。写真出典:Amazon.co.jp
価格:Amazon.co.jpで1,700円ぐらい。本当に防水なら安いのですが*2…心配。
防犯カメラ ポール 取付金具
安いやつは鉄に塗装で重たくて柱に負荷をかけそう。それなり?固定ベルトは写真の直径10cm以外に20cm用も同梱。
価格:Amazon.co.jpで1,000円ぐらい。似た様なのは沢山あって値段はまちまち。
取付金具用のネジ
家にあった鉄のW1/4のネジ(1/4インチネジ)を使いましたが、ステンレスのやつの方がさびなくて良いと思う。
価格:?

2. 部材の加工

2.1. 中継箱の加工

 写真の貝のように見える部分はゴムで出来ていて穴(36mm)を塞いでいます。屋外防水延長コードはプラグの防水の縁が36mmを超えているので、穴を一つカッターナイフとかヤスリとかで少し大きくします。電源プラグ部分およびスイッチが通るぐらいに穴を広げたら、そこを通して電源コネクタ側に接着剤(セメダインスーパーX2を使いました)で固定。隙間はホットグルーで埋めてみました、さて。

 防犯カメラのポール取付金具に固定したいと思うので、取付金具の穴に合う場所にキリやドリルで穴を開けます。ほんのちょっと防水を考えてビニルテープをワッシャー代わりにしてネジを内側から留めました。

2.2. sonoffファームウェア変更(zigbeeルーター化)

 ルーターファームウェアに入れ替える手順は、下記の記事と同じ。バージョンが少し上がってCC1352P2_CC2652P_launchpad_router_20220125.zipとなっている点だけが違いでしょうか。
maky-ba.hatenablog.com

2.3. 漏水センサー

 まずXiaomi漏水センサーの端子を六角ねじ回しで外します。2芯のケーブル(雨量計の余ったケーブルを利用しました)の一端を裂いて末端の被覆を剥がしネジにあった丸にします。解けないようにはんだ付けするのが良いでしょう。ケーブルの反対側の被覆を3~4mmほど剥がし半田でコーティングしておきます。ここが漏水センサー部になります。

3. 組み立て・据え付け

 この手のボックスは、本来はルーターとか漏水センサーをねじ止めするボードをつくり、それを箱の中に据え付けるのが正しいやり方かと思います。が、今回は面倒なのでそこはスキップ、固定ボードは使いません。
 まず防雨延長ケーブルのコネクタ部にUSBアダプタをさしSonoffアダプタ(ルーター)を繋ぎます。次に漏水センサーです。漏水探知のケーブルを底に固定し、都合の良い場所にセンサー本体を両面テープで固定します。

 スペースはあるので、まだまだ色々仕込めそうですね。

 庭の屋外コンセントのそばに雨どいのパイプがありました。これに強引に取り付けてみましょう。ダメかな…。プラのパイプに傷がつかないように梱包用のクッションを巻いてから、ステンレスバンドで取付金具を固定します。

 取付金具に蝶ネジで中継箱を固定し、延長ケーブルを屋外コンセントに挿し、zigbeeルーターが稼働するか確認します。

 最後に蓋を付属のタッピングネジで固定します*3

 ほい出来上がり。

4. おわりに

 これで少しは接続が安定してくれると良いのですが。今のところ夜になって大丈夫そうですので、しばらく様子をみましょう。

maky-ba.hatenablog.com

*1:今は、雨量計、降雨計、日照計の3つ。そのうち郵便受けセンサーとかもつけたいなぁ。

*2:Amazonのレビュー「スイッチの防腐ネジ?」にはスイッチの裏のネジがさびている写真がアップされてます。

*3:心配なのはAmazonの商品紹介ページに「セット内容:(中略)、4 x ネジ(錆びる恐れがある)」とあることです。大丈夫か?