【Home Assistant(Hass.io)】
IPカメラをHomeAssistantで使う
「Home Assistant(Hass.io)でホームオートメーション 再起動!」シリーズです。
3Dプリンターの導入時に監視用にIPカメラ(Androidアプリ)を設定しましたが、その時は見る側もタブレットのブラウザを使っていました。そういえばHome AssistantはIPカメラをはじめとした監視カメラを使うことも考慮されていたはず、と思い出しました。ということで、Androidアプリ「IP Webcam」をHome Assistantから見よう!です。
3Dプリンター導入時にAndroidタブレットに「IP Webcam」アプリを入れて監視カメラに仕立てました(下記記事参照)。
maky-ba.hatenablog.com
これをHome Assistantの画面(ダッシュボード)から見られるようにします。
この記事の前提条件 | |
---|---|
Home Assistant | 0.116.4 |
HassOS | 4.15 |
Server | Raspberry Pi 4(2GB) |
上記バージョンを前提とした手順です。最新版では動かないこともあるかもしれませんが、私が使っている限り、備忘録を兼ねて最新化してゆきたいとは思っています*1。
1. Configurationの設定
そのものずばりなIntegrationがありました(下記)。このページの「Setup」でAndroidアプリ「IP Webcam」を入れることになりますが、私は3Dプリンター導入時にインストールしているのでスキップです。
まだUIでの設定に対応していないので(これからも対応しないかな…)、久しぶりにConfiguration.yamlを編集します。といっても非常に簡単です。IP WebcamのIPアドレス、ユーザ名、パスワードの3つを設定すれば終了!
(前略) # Android IP Webcam android_ip_webcam: - host: 192.168.xx.xx username: <IP_Webcamで設定したユーザ名> password: <IP_Webcamで設定したパスワード> (後略)
なお私はパスワードは別ファイル(secret.yaml)に格納しています。
2. ダッシュボードの設定
画面でカメラのライブ画像を見ることができるように設定しましょう。
「状態」画面の右上の設定アイコン(縦三つの点)から「ダッシュボードを編集」を選び、画面の編集モードに入ります。右下の「+」ボタンで画面に追加するカードを選択しますが、ここで「画像エンティティ」を選択します。
設定した項目は下記4項目です。
- エンティティ
- 名前
- カメラエンティティ
- カメラビュー
エンティティは、右下に表示する値を指定しするもので必須です。ここではIP Webcamを登録したときに自動的に出来る「ip_webcam_video_connections」を指定してみました。名前は左下に表示されます。まあオプションではありますが。カメラエンティティが今回の肝で「camera.ip_webcam」を選択します。カメラビューを「Live」とすることでライブ画像を見ることができるようになります。
3. おわりに
私は実際には3Dプリンタのある部屋の温度を表示しています。LABISTS X1 miniのプラットフォーム(印刷台)はホットベッド搭載ではないので、部屋の温度が下がり過ぎると印刷物のプラットフォームへの定着がイマイチになって剥がれたりします*2。今はセラミックファンヒーターを導入して28度を目指してお部屋(というか小部屋)をホカホカにしています。
(机の上がぐちゃぐちゃですね)
クリスマスツリーの点灯に使ったスマートコンセントを使って、3Dプリンタやセラミックファンヒーター*3の電源オフが画面から出来るようにしたら印刷が終わった時に便利かな…