コモノポリタン

コモノ、デジモノが好きなKomonopolitan住民 (はてなダイアリーからの引っ越しです)

【Home Assistant(Hass.io)でホームオートメーション】スマートディスプレイ

スマートディスプレイGoogle Nest Hub)

すみません!!
スマートコンセントでクリスマスツリーを無事点灯させたので、ついに汎用赤外線リモコンか!と思わせて、さらに寄り道…

1. まえがき

コストコに行ったら*1Googleスマートディスプレイ(Google Nest Hub)が1万円を切る値段になっていましたので、ついつい手が出てしまいました。

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これで我が家には、Google系のスマートディスプレイが1個、スマートスピーカーが4個(Home x2、Mini x2)となりました。(他にAmazon系(Alexa)で、スマートディスプレイ化したタブレット1個、スマートスピーカー1個ありますが、存在感薄いです)

しかしながら、ただのスマートディスプレイとして使う気をさらさらありません。
実は、せっかくHome Assistantで「今の」「我が家の外の」気温がわかるようになっているのに、「ねぇ、ぐーぐる」すると教えてくれる外気温は「私の住んでいる市の」気温なのです。そこのところ敗北感…
Home Assistantの回答をGoogleスマートスピーカーに「しゃべらせる」様にするという手はありそう(Actions on Googleあたりでしょうか)ですが、まずは簡単にスマートディスプレイにHome Assistantの画面を出して、「今の」「我が家の外の」気温を表示できるようすることを目標にしましょう!*2

2. 準備

必要なものは下記のとおり。

品名 型番 説明
スマートディスプレイ Google Nest Hub コストコで9,980円でした。新型出るのかな。
PCかタブレット Google ChromeもしくはMicrosoft Edgeブラウザが動くもの 後述するHome Assistant Cast launcherを一度起動して設定するために使います
Home Assistantサーバー Ver. 0.103.0 ちょっとサブバージョンが上がりました…

3. Home Assistant Cast

3.1. Google Nest Hubの初期設定

特に変わったことをする必要はありません。電源入れて、言われたとおりに設定を進めれば良いと思います。

あ、一点、WiFiルータでMACアドレス制御をかけている場合は、接続しようとしている携帯アプリでMACアドレスを確認する必要があります。Nest Hubの画面側でどうやって確認するのかしばらく試行錯誤してしまいました。
下手に画面があるので惑わされますが(私だけ?)、Google Homeとか同じで「Wi-Fiネットワークの設定」画面の右上の設定ボタン(縦3つの点)をクリックするとMACアドレスが表示されます。ここだったか…

3.2. Nest Hub用UI作成

まずはGoogle Nest Hubに表示するためのHome AssistantのViewをつくらなければなりません。
Home Assistantで、[状態]→[設定ボタン(たて点三つ)]→[Configure UI]でConfigure UI画面(UI設定画面)を開きます。さらに[(画面の上の方にある+印) Add View]で、View Configuration画面(View設定画面)を立ち上げます。下記画面のように設定しました。

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次に、そのViewの中で表示する情報を設定します。
今回は、カードのお試しを兼ねてVertical-Stack CardとHorizontal-Stack Cardを組み合わせて使ってみます。Configure UI画面の右下のオレンジの+印をクリックし、Vertical-Stack Cardを選択します。Vertical-Stack CardやHorizontal-Stack Cardは、「No visual editor available for: vertical-stack」だったりするので、ここではガシガシとテキスト入力していかなければなりません。
さてVertical-Stackとは上下にパネルを設置するカードなのですが、その上のパネルをHorizontal-Stack Card(左右にパネルを設置するやつ)にしてパネルを入れ子にしてみます。下記画面のように記述してみました。

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結果は、下記のような感じです。
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3.3. UIをNest Hubにキャスト(Home Assistant Cast)

Google Chromeブラウザ(もしくはMicrosoft Edgeブラウザ)でthe Home Assistant Cast launcher websiteにアクセスして、「Home Assistant URL」に外からhttpsでアクセスできるURLを設定し、「Authorize]ボタンを押します。
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でログイン。
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Stay log onとか聞かれたら、とりあえずYesとでも答えておきます。下の方にある「START CASTING」ボタンをクリックすると、Castする先の選択画面になります。
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今回は、Nest Hubをダイニングのテーブルの上に置いたので、接続先として「ダイニング ルーム ハブ」(芸の無い名前ですみません)を選択します。
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View選択画面(Pick a view画面)が出るので、先ほど作ったCast用のView「GoogleCast」を選択します。
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一旦、Castしたら、ブラウザを閉じても大丈夫。

Google Nest HubのHome画面で「右から左へスワイプ」すると「Home Assistant」パネルが出てきます。それをクリックすると下の様なHome Assistantの画面(先ほど指定したView)が表示されます。
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4. おわりに

さあこれで、温かいダイニングで、冬の寒い朝の「寒さ感」をじっくり味わうことが、Home Assistant+Google Nest Hubで出来るようになりました。 さてと、次は、本当の本当に汎用赤外線リモコンか!乞うご期待。

Home Assistant(Hass.io)でホームオートメーション目次

  1. RaspberryPiにHome Assistant導入
  2. Home Assistant初期設定
  3. 環境センサー(Omron)を接続
    1. 環境センサー(Omron)を接続 - 前編
    2. 環境センサー(Omron)を接続 - 中編
    3. 環境センサー(Omron)を接続 - 後編
  4. スマートコンセントでクリスマスツリー点灯!
  5. スマートディスプレイ《今回》
  6. 汎用赤外線リモコンを接続《次回》
  7. UIを改善

*1:まあ、コストコへは毎週行ってますが。我が家にとってはコストコも近所のスーパー扱いです。

*2:という言い訳で、Google Nest Hubを買う…ボーナス出たし…ちょびっと。お疲れ様>自分。