コモノポリタン

コモノ、デジモノが好きなKomonopolitan住民 (はてなダイアリーからの引っ越しです)

【Nabaztag】うさぎ復活計画(その1)

スマートうさぎ、入手しました! f:id:maky_Ba:20190908005422j:plain 手に入れたNabaztagは、第2世代機("The second first wireless rabbit"だそうです)Nabaztag:tagです。おへそにマイクがあるの特徴です。

スマートホームの設定も終わっていないのに、何をやっているのか…

1. まえがき

2005年にフランスで生まれ、2009年頃に日本に上陸したウサギ型コネクティッドデバイスNabaztag(ナバズタグ)。いまなら「ウサギ型スマートスピーカー」といったものでしょうか。 基本的にネットワーク越しにサーバに接続して様々なこと(天気をしゃべらせる、メッセージを読むなどなど)をさせるデバイスでした。 ピーターラビットミッフィーでウサギ好きに育った私としては、その可愛らしい姿は「是非飼い主になりたい!」と思わせるものでした。
が、しかし、ボーっと見ているうちに、

  • 2009年(日本で発売された年だったと思う)年末には、製造元のフランスViolet社が倒産、Mindscape社が買収。
  • 2011年にMindscape社は後継機Karotzを発売すると、ほどなくしてNabaztagのサポートを終了。
  • ところが同年(2011)、Mindscape社は、Aldebaran Robotics社に買収される!
  • でAldebaranは2年ほどKarotsにお付き合いするが、2014年には "nearly 10 years after its first appearance, Karotz is facing a very strong technological competition: the connected devices are now 4G, mobile and evolutionary. Karotz and its users have not only helped establish connected devices; they have paved the way. New products make a stronger match to market needs, marking the end of Karotz's great story."(意訳:まあね、うさぎちゃんは、コネクティッド・デバイスの立ち上げには大貢献したけど、今やモバイルなんだよね。もっと良いのが出てきているよね)というお言葉で、Aldebaran Robotics社はサービスの終了を宣言。
  • 以来、うさぎ(Nabaztag、Karots)は、正式にはネットから切り離され、お亡くなりになりました

という不遇な人生(兎生?)をばく進。
さすがに置物を買うのは寂しいので、さらにしばらく静観することに。

しばらくすると、当然、代替のサーバサービスを考える人や、スタンドアロンで動かせるようにする人、中身を入れ替えて改造人間ならぬ改造うさぎロボ(?)にする人など出てきました。特にRaspberry Piを使った改造は心惹かれるところ大。スマートホームと組み合わせられるのでは!?
よし、やはり頑張って入手しないと。しかしながら、中古でしか手に入らない状況なので、丹念にオークションやらフリマやらを根気よく覗いて見続けました。 そして前述のとおり、今年になって、やっと確保しました。

2. Nabaztagの復活の方法を調査

うさぎを復活させる方法は世界中のいろいろな方々がチャレンジしております。すでに挫折の末(?)消え去っているものもありますが、現存するものを調査しました。

2.1 サーバ側を何とかする方式

まずはViolet社やMindscape社のサーバが使えなくなったのなら、代わりのサーバを準備すればいいじゃん、と考えるのはいたく自然。どうやら一時的にサーバ側を含めたSourceコードが公開されてたようで、それを活用してViolet社やMindscape社が提供してたサービスを有志で提供できるようにする、という活動をしていた人々がいます。

2.2. うさぎのfirmwareを入れて替えて何とかする方式

次が、サーバが使えないなら、サーバなしでうさぎが動くようにすればいいではないか!という派閥。

  • ServerlessNabaztag
    github.com andreax79さんによるサーバ不要のNabaztag用のfirmwareです。firmwareとmp3をうさぎにアップロードするためにWebサーバは必要だが、一旦アップロードされればその後はサーバは不要になる、らしい。

  • Home Assistant Nabaztag
    community.home-assistant.io 上のServerless化したうさぎを使って、Home Assistantからうさぎを操作できるようにしたもの。これは興味深い。

2.3. 改造してしまいましょう方式

最後は、「見た目が可愛い」「耳が動くの好き」「おなかがほんのり光るのイイ」「でも別に今までのサービスにあまり思い入れが無い」という人たち。彼らは、ガワだけ使って中身(主に制御装置部分)を入れ替えて改造うさぎに手を出しています。

3. まずは動くところを見てみたい

正規のViolet社のサーバに繋いで動いているところを生で見たことがないので、とりあえず動作するうさぎを見たい。

3.1.うさぎをWifiに接続する

ここLife with a Rabbit : brief quick-star t guide - RobotShopに、接続の取説がありますが、結構このハードルが高い様子。 。
WPA対応だけどWPA2には時期的に対応していなさそうだし、家のスマートホーム用の無線ルーターではどうやってもダメ。 とりあえず、セキュリティの事は忘れて、繋いでみたい。ということで、家で余っているルーターを探しました。
ということで、家探しして、下記に記事でも触れている海外出張セットに入れてあった「ちびファイ」を掘り出しました。2012年かぁ。まあうさぎの年齢に近いので相性はよさそう。 maky-ba.hatenablog.com

セキュリティを全く考えていないap-game-xxxxというSSIDがプリセットにあったので、それを使用してみました。

  1. Make your Rabbit blue (あなたのうさぎを青くする)
    うさぎの頭を押さえながら電源を入れる(底のプラグを差し込むか、コンセント側を差し込むかする)。LED(おなかの横一列の3個と鼻の1個の計4個)がすべて青色になったらボタンから手を放す
  2. Connect to your Nabaztag:tag(ナバズタグに繋げる)
    PCの無線LAN設定を開くと「NabaztagXX」というSSIDのネットワークが見つかるので接続する
  3. Access your Rabbit’s configuration page(うさぎ設定画面に入る)
    PCのブラウザで「http://192.168.0.1」を開き、Nabaztagの設定に入る
  4. Modify your Nabaztag:tag’s connection parameters(ナバズタグの接続パラメータを変更する)
    設定画面ではドロップダウンリストからap-game-xxxxというSSIDを選び、No encryptionとする。Advanced Configurationに移ってDHCPをYesとして、「Update and Start」をクリックする。
    一旦すべてのLEDがオレンジになって、おなかの左側から順に全部緑に変われば問題なし。(お鼻のLEDはサーバ設定を変更していないので、無視)

ちなみにStep.1で電源を頻繁にオンオフすることになるので、百均でスイッチ付きコンセントを買ってきた。
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片手でボタンを押しながら、もう一方の片手で底のプラグとかコンセントのプラグを挿すとかは結構難しかったので、これはとっても便利な一品。しかも安い…

3.2.うさぎをopenJabNabに繋ぐ

下記の手順で一応うさぎが動いているのを見ることができる。

  1. openJabNabサイトを開き、Sign Upする。ユーザ名とパスワードを設定すればとりあえずは大丈夫
  2. 4.1.でやったとおり再度うさぎの設定画面を開く。Advanced configurationの下の方の「Violet Platform」に「openjabnab.fr/vl」を設定する
  3. openJabNabのサイトにログインしてうさぎのシリアル#(=Wifi MACアドレス)を指定して登録
  4. plug-inを登録すれば機能が使えるようになる

ただし、「時刻」(ボタンを押すと現在時刻を日本語以外(例えば英語)で話す)、 「ムード」(小話的な会話の断片を日本語で話す)、 「太極拳」(時々、耳をぐりぐり動かして、腹のLEDをピカピカさせる)、 「呼吸のLEDの色変更」(まあそのまま、本体の下面にあってほんわか点滅しているLEDの色を変える) といったplug-inを動かしてみたが、 それ以外のplug-inの動きはイマイチわからない。

とりあえず、うさぎが動く姿を見ることができた。次は、Serverless Nabaztagに挑戦して、Home Assistantから操作してみたい。