自炊本のpdfの設定をdot by dotに調整して、Kindle PaperWhiteで綺麗に表示される様にしたものの、表示エリアは76%だし、右綴じなのに右側タップでページ進みだったり、とある意味散々な状態。
で、いろいろググってみました。そうですが、mobiですか。以前、mobiは変換しづらいので敬遠していたのですが、やってみたら簡単になってました。
準備
- KindleGen :
このページから、自分の環境にあったモノを落とす。私は、Windows版を落として、展開したkindlegen.exeをChainLP.exeと同じフォルダに置きました。 - Python :
KindleGenで生成したmobiファイルには、生成前の情報がそのまま入ってしまってます。つまりは容量が「倍」ってこと。それを削ぎ落とすスクリプトが"Python"で書かれてます。で、このページから、Pythin 2.7をダウンロードしてインストール。 - kindlestrip.py:
これが削ぎ落としのスクリプト。ここからダウンロード。で、掲示板だから最新版は後ろの方?とか思って読んでいくと、親切にも「最初のページのダウンロードリンクを最新版に差し替えておいてよん」とか言ってます、サンキュー。ということで、最初のダウンロードリンクのkindlestrip.py 1.35.zipをダウンロードして展開、C:\tempにでも置いておきます。
さあ変換しよう。
mobi化
- ChainLPでmobiファイル生成:
pdfを作った時とほぼ同じで「ページ補正=小説のみ」「ノンブル=左右下」で、[編集(F)]-[トリミング&余白]で上余白を20ぐらいに。そうしないと上ぴったりになっちゃう。上3〜4mmぐらいは仄かに陰になるのでそこは余白にした方が読みやすい。そして肝心の解像度はフルフルの[758x1024]! - mobiファイルをスリムに:
生成したファイルを、C:\temp にコピーする。たとえば、自炊book.mobi をスリム化して 自炊book_PaperWhite.mobi にする場合には、下記のコマンドをコマンドコンソールを使ってC:\tempで実行させると出来上がり。
C:\Python27\python.exe kindlestrip.py "自炊book.mobi" "自炊book_PaperWhite.mobi"
Kindle Paperwhiteに送り込んで読みましょう。
どう?
所感
初回に「コミックの読み方」みたいな簡単なチュートリアルが出る。そうか、イメージファイルのmobiってコミックか…。でも、まあ完璧ですね。フリックでページめくれるし(ちゃんと右綴じになってるし)、字も大きくなって読みやすくなった。
Kindle PaperWhiteで自炊本を読んでいると、増々KindleDXのPaperWhite版出ないのかなぁ、って思っちゃいます。大きすぎて導光シートがちゃんと機能しないのかなぁ。