コモノポリタン

コモノ、デジモノが好きなKomonopolitan住民 (はてなダイアリーからの引っ越しです)

ドキュメントスキャナDR-C125

ええっと、またドキュメントスキャナを買ってしまいました。
CanonのDR-150は、ちょっとしたドキュメントをスキャンするには、ちょちょっとパソコンに接続して、ささっとスキャンできる便利さは完璧です。ただ「自炊」で解像度をあげるとちょっと読み取り速度に不満が。それから重複送出のチェックもしてくれるとうれしい。で、春ぐらいから「自炊」用スキャナを探してました。
CanonのDR-2510Cや富士通のFI-S1500(ScanSnap)あたりでしょうか。ScanSnapは相変わらず世の中で一番人気。でも富士通のは発売日が2009/2/7だし、Canonに至っては2007/11/6!。そろそろ新型出るかな、でもナカナカでないなぁ。自炊って流行ってるのではなかったのか…と思っていたら、出ました。Canonから新型が!

前にも書きましたが、1)PDF以外での読み込みに対応している、2)細かく設定できる(必要以上に易しくなっていない*1)、という点でCanonのImageFORMURAシリーズは好感を持っていましたので、願ったり適ったりです。
さてこれで、私のドキュメントスキャナ人生も6機種(7台)目ですか。

製品名 社名 コメント
ScanJet4s HP 紙を挿入しただけでスキャン、しかも挿入した紙が手前に戻ってくるのがナイス。ある種のラウンド・スキャン…。コレ以降、ドキュメントスキャナの設計者はこの便利さをすっかり忘れてしまった感があります。
PaperPort Strobe Visioneer 上に排紙されるのがちょっと。でもまあScanJetと同様の操作感ではあります。あっ、ここからカラー対応になりました(ScanJetはモノクロ)。
PaperPort StrobePro NT Visioneer 光源が青色で(かどうかはわかりませんが)青字が読み込めない…複写紙はだめって事。
Strobe XP100 Visioneer 読み込みが傾きやすい、というか挿入しにくいというか。排紙が真後ろというのも結構使いにくい。まあ、モバイル用ですからねぇ。袋も付いていてサービスはよいのですが。
DR-150 Canon 機能的には満足してます。ただ、ピアノブラックの表面は傷だらけに。
DR-C125 Canon ScanSnapを買わずに逆張りした結果は如何に!

パフォーマンス

さあ、目的は「自炊」の高速化ですので、前に買った同じくCanonのDR-150と読み込み速度を比較してみましょう。
いつもの書籍読み込み設定であるところの、
「600dpt/256階調グレースケール/両面/裏写り除去/OCR付きPDF」
という条件で「カルロスゴーン経営を語る」の最初の10ページを読み込んでみました。

製品 10枚分スキャナ読み込み
DR-150 5分45秒(345秒)
DR-C125 1分45秒(113秒)

おお!3倍ほど高速化。自炊の一番時間がかかるパートが読み込み(以前のレシピページの例では、全体190分中130分(おおよそ70%)もかかってました)です。

その他所感

ラウンド・スキャン(U字型に紙が送られる、スキャンされた紙が前に縦置で排紙される)のメリットは使ってみるとジワジワっと効いてきます。今までのスキャナだと後から来た紙が前の紙を後ろから突っついて広がったり、その結果ページ順が変わったりして、並べなおすのが面倒でした。まあ、ミススキャンが無ければバラバラでも問題のですが。ラウンド・スキャンならスキャン後もまとまった束になります。それから今まで排紙されていた場所にスキャン前の本の束を置いておけるのです。そう机の上の実占有率が下がって楽に楽しくスキャンできます。
ささ、スキャン、スキャン。

*1:ためしにScanSnap S510を借りて使ってみたのですが、例えば解像度がdpi表示ではなく「エクセレント」とか言われちゃいます。どのぐらいの解像度よ!って突っ込みたくなるのです。